Global Gender ジャーナル

僕は、フランスフェミニズム哲学専門としています。 世界中のジェンダー、人種、政治問題をお届けいたします。

なぜ日本はそんなに綺麗なのか -BBC-

今回はBBCでとりあげられた日本の綺麗さの記事に関して考察及びクリティカルな論点を見て行きたいと思います。

 

http://www.bbc.com/travel/story/20191006-what-japan-can-teach-us-about-cleanliness

 

記事のポイント

ー日本に着いて気づく綺麗さ

ーなぜそんなに綺麗なのか?

ー教育システム

ー仏教・神道

 

ものすごくべた褒めな記事でした。

 

多くの人間が、絶賛しているのであえて私はその負の側面にライトを当てたいと思います。

私は本職は研究なので、この記事をあえて批判することでよりグローバルイシューを紐解いていきたいと思います。

 

まずここで述べたいのは、日本は間違いなく世界でも一二を争うほどの綺麗さではあると思います。特に今私の住んでいるパリとは比べ物にならないほど規律が取れています。

 

そんなものは誰もが承知のことで、ここから何が見え隠れするのかを学びの糧とできるのではないでしょうか?

 

1)綺麗さがすべてなのか?

2)混沌から生まれるモザイク

3)多文化主義集団主義はまじあえるのか?



ー1ー 綺麗さがすべてなのか?

 

みなさまは、綺麗であることが正義だとお考えでしょうか?

 

もちろん綺麗な方が気持ちいいのは確かですね。

 

ただ、その裏で見え隠れする集団主義の持つ暴力性を考慮する必要はあるのではないでしょうか?

 

もしこれらの綺麗さが教育を元とする非思考的アプローチとすれば、個人はつまりは汚す寛容さを暴力的に排除されていることになります。

 

秩序を見出すものを汚れと認識する流れは、日本の教育が個人の創造に大きな悪影響を与えています。

 

”綺麗に街を保ちたい”

”ゴミを捨てれば周りの目が。。。”

 

は二つの質的に異なるアプローチです。

それは他文化への寛容さへとも大きく関わります。

 

少しくらい汚くても個人がその人らしくいれるのであればいいじゃない。。。

いいや、パブリックスペースをよごす個人は徹底排除する!

 

タトゥー問題、学校での毛染め問題、国歌の押し付け問題。

 

私は、これからの日本が行く道の選択だと考えています。

 

ーグローバルスタンダードを理解し、世界へと対等に渡り合う力をつけるか

ー変化を嫌い、国を閉鎖し、戦前のメンタリティー固執するか。

 

別に、街を汚せと行っているわけではありません。

この世界とは一線を画す綺麗さという秩序とこれから待ち受けるグローバル時代のちょうど良いバランスを今から考える必要があるわけです。

 

そういった地球市民論的な観点をごみ問題から考えても面白いのではないでしょうか。

 

ー2ー混沌から生まれるモザイク

 

私は、京都で生まれました。

 

京都は素晴らしい街です。

 

世界で一番美しい街だと思っています。(私の主観です)

 

なぜ京都が美しいと思うかというと、京都はモザイクのような絵画だからです。

 

モザイクとは、小さな点を排除せず、様々な文化圏が京都という素晴らしい街を構成します。

 

ー学生文化の研究に適した、また学術的に流動的で

ー商業的で排他的な美しさも持ち

ーアーティスト文化も素晴らしく

ー歴史を持った

 

絵画なのです。

 

京都は明治維新から常に新しいものを欲してきました。

 

都電を開通させ、疏水を建設し、現在ではコーヒー激戦区でもあります。

 

つまりは、日本の ”同調抑圧” も京都に習って多文化主義との折り合いを付けれるのではないかと考察しています。

 

ー3ー多文化主義集団主義はまじあえるのか?

 

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一つの選択の普遍化は、同時にその他への否定でもあります。

 

つまりは、現地文化を尊重しつつその上で多様性を受け入れるコスモポリタン的なメンタリティーが必要とされます。

 

ここでとても大事なのは、現段階でも ”多文化主義” の理想的な具体例が見られないことにあります。

 

それは、現ヨーロッパを見ると日本が移民政策に慎重なのも理解ができます。

イギリスは、EUから脱退しヨーロッパ各地で極右政党が票を集め始めています。

 

多文化主義というイデオロギーをうまく体系化し、国歌的枠組みに導入することの失敗はこれからもなお、人間が未来に争いを続けるということを意味します。

 

つまりは、日本というある側面ではグローバリゼーションへの理解に遅れを取っている国が、うまく調和への枠組みを導入することで日本の繁栄に止まらず、世界のモデルになりうるわけです。

 

ここまで、発達した集団主義的側面を持った先進国の日本が精神的かつ哲学的に想像力を養うかが今後の未来を大きく左右するのではないかと思います。

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